本物の英語の学習法、それは読むこと。

撮影 浅井岳史 さて「本物の英語力」を身につける極意はもうおわかりのことでしょう。リスニングをするのならまずリーディング。しゃべりたいのであればまずライティングで、ライティングをするためにはまずリーディング。そう、読むことがすべての基礎であり、実は英語の勉強は文法を理解したのであれば後は読むことが唯一の勉強方なのです。信じられないかもしれませんが、問題集は試験に慣れるという目的以外にはやらないほうがいいと思います。時間の無駄です。

私は大学受験時にもほとんど問題集をやらずにただ読んで英英辞典を引いているだけでした。大学生になって実はほとんど遊んでしまって今ではもっと英語を読んでれば良かったと思いましたが、基本的にTIME誌を読んでいるだけでした。会社に入ると忙しくて時間がほとんどありませんでしたが、今から思うと一番いい勉強方法をしたと思います。それは、寝る前にTIMEをとにかく10分ほど読むこととビデオを10分見るということでした。大学4年生のときに、TOEFLを受けたら480点でしたが、社会人一年生で540点に上がりました。たったわずか10分TIMEを読むだけでそれだけ点数が上がるものかとびっくりしました。それは読むということは書くこと、読むこと、しゃべることすべての基本が入っているからです。

よく留学すれば英語ができるようになると信じている人がいます。私の職場の上司がアメリカ人ですが奥さんが韓国人でその奥さんのお父さんが韓国からやって来てもう20年ほどアメリカに暮らしているそうですが、まったく英語ができないそうです。わたしも同じ日本人留学生をたくさん知っていますが、みんながみんな英語ができるわけではありません。なぜかというと読まないからなのです。先ほど述べたように読まなければ読解力がつかない。読解力が無ければいくら英語に囲まれていても脳が英語を吸収できない。従っていくら長いこと英語に囲まれていたところで、その人の耳にはただの雑音でしかないのです。逆に言えば留学なんかしなくても日本にいながらにして英語は習得できると私は信じています。読む題材さえあればいいのです。